メールマガジン 第66号(2021.6.30)

みなさん、こんにちは。
「やまぐち社会貢献活動支援ネット(通称:あいかさねっと)」メールマガジン、
発行担当のイトウです。

地域の安全・安心を図る取り組みといえば、たとえばこどもや高齢者の方を対象
に地域住民が行う「見守り活動」などが思い浮かびます。
この「見守り活動」自体も、地域に住む人たちのボランティアによるものだけで
なく、民間事業者が県と協定を結んで見守り活動に携わるような形もあり、その
在り様はさまざまです。

★「山口県における地域見守り活動に関する協定の締結について」
(山口県厚政課HPより)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a13200/chiiki/chiikimimamori/mimamorikyotei.html

さて、地域の安全・安心といえば、昔からあるイメージなのが「消防団」です。
山口県でも、「地域防災の中核的存在」とされている消防団ですが、その位置づ
けは
以下のようなものとなっています。

「消防団は、常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり、火災や大規模災害発
時に自宅や職場から現場へ駆けつけ、その地域での経験を活かした消化活動・救
助活動を行う、非常勤特別職の地方公務員です」(総務省消防庁HPより)

ただし、立場としては地方公務員とはいえ、支払われる報酬の額と携わる活動と
を考えると「ほぼボランティア」とイメージされることも少ないようです。
山口県では、現在団員の7割が被雇用者(つまり既に何か仕事に就いている)だ
そうで、団員数は年々減少しているようです。

今後、団員を維持するためには、被雇用者が入団しやすく活動しやすい職場環境
づくりが必要と考えられています。そうしたなか、民間事業者からの理解と協力
がより得られるよう、山口県では下記のような仕組みが導入されています。

★「消防団協力事業所表示制度」(山口県消防保安課HPより)
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a11600/shouboudan/jigyousyohyouji.html

消防団協力事業所に対しては、県の競争入札等(業務委託)における政策入札制
度の評価項目として導入され、優先指名の先行対象とされるなどの措置もあるよ
うです。
事業所の協力を通じて、地域防災体制がより充実されると望ましいですね。
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◆「え?知らなかった」という方も多い、あいかさねっと3つの機能

〇一昨年、あいかさねっとをリニューアルした際、下記の機能が3つ増設
されました。

①あいかさねっとのLINE配信
②マッチングメールへのお返事機能を追加
③やまぐち健幸アプリと連動

〇詳細は、あいかさねっとの下記リンク先ページでご案内しております。
是非いちどご覧になってみてください!
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/info/info3525/


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◆「ボランティアを募集する団体」などを探すときには

〇あいかさねっとトップページにある「ボランティアを探す」をクリックすると、
所定のフォームから検索することができます。
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/search-form/

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◆「ボランティアしたい」と思われている方々へ

〇あいかさねっと上では、現在様々なボランティアが募集されています。
〇詳細は、下掲のリンク先ページ「ボランティア募集の一覧」をご覧ください。

https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/boralist2/

【現在、募集されているボランティアの内容】

★募集中
・芸術村フェスティバルでのブース出展に関するボランティア(7月4日実施)
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/boshu-d/?no=4043

・角島大橋近くでのツリーハウスづくりのお手伝い(7月24日実施)
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/boshu-d/?no=4039

★随時募集
・アート企画の運営ボランティア&youtube動画の作成ボランティア
・集落の情報発信と実践ワークショップボランティア
&youtube動画の作成ボランティア
・保護犬、保護猫のボランティア
・維新公園花壇サポーター活動
・障がいのある方の地域生活を応援するボランティア
・フードバンクに関する、食品の記録や整理、フードドライブ手伝いなど
・災害で被災した地域の写真を洗浄してお返しする作業のボランティア
・おもちゃの美術館における多世代交流を促すボランティア
・SLを活用したまちづくりに関する市民活動団体の運営スタッフ
・新しい街村づくり(リアル鉄腕ダッシュ)に関わる多様なお手伝い
・子どもたちが安心して遊べる環境づくりのお手伝い
・フリースクールに関する業務のお手伝い
・お年寄りの方々と楽しくすごすレクリエーションのお手伝い
・里山の竹林整理のお手伝い
・桜の木についた梅苔を取り除くお手伝い
・婚活イベントの企画や広報などのお手伝い

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◆あいかさねっとの使い方がよくわからない場合は・・・

〇下記のリンク先で操作に関する解説ページが閲覧できます。
ご参考になさってください。

★あいかさねっと全体のしくみについて
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/goriyo/

★ボランティアに参加したい(ボランティア募集中の団体に問い合わせする)
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/boraqa/2001/

★ボランティアを募集したい(ボランティアを希望する人に呼びかける)
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boranet201909/boraqa/2002/

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◆社会貢献・ボランティア活動「ミニ情報」
~改めて、ボランティアで手伝ってもらったことを「金額」で表現するやり方~

NPO法人の場合、4~6月あたりで総会を開いて昨年度の事業報告や決算報告
を審議するところが多く、この1~2か月はその対応で忙しくされていた団体も

かったかもしれません。

さて、この決算情報をまとめる際、「団体がボランティアさんに活動を手伝って

らったことを金額で計上・表現する」やり方がある・・・という話を、以前この
メルマガ本欄(28号)でもご紹介したことがありました。

総会が終わったばかりで、この手の情報に関心をお持ちの方もおいでかと思うの
で、今一度このテーマについて触れてみたいと思います。

28号の記事でも述べていましたが、ボランティア(という名の役務)を提供
してもらうことは、単純に金額で換算できない代物なのではないか・・・という
ご意見もあろうかと思います。

その一方で、ボランティアにより活動が広く支えられている場合、そのボランテ
ィアにかかる部分の情報なしでは、団体活動の「コスト」が見えにくくなる、と

う可能性もあります。

仮に、ある団体が1年間の事業を10万円で実施した、としましょう。その場合、
決算書では、「〇〇事業の事業費10万円」といった感じで計上されます。

他方、その事業はボランティアさんの働きぶりに相当支えられており、ボランテ
ィアさんによる「無償の役務提供」があったおかげで何とか10万円で済んでい
る(ように見える)・・・といった現場事情は、なかなか「〇〇事業の事業費1
0万円」と表現からは見えてきません。

このような観点から、NPO法人の会計や決算処理をする際のスタンダードとして
作られた「NPO法人会計基準」では、ボランティアによる無償の役務を換算する
ため、「ボランティア評価益」という科目が設けられています。

このような科目を用いるかどうか、またはボランティアの役務分を換算するかど
うかは、団体の判断に任されています。団体の考え方や事情を踏まえて、より団
体の実態を表現するためのツールとして設けられた次第です。

さて、以上アレコレとややこしいことを述べましたが、もっと正確かつわかりや
すくこのあたりの情報をまとめた参照資料が専門サイトからリリースされました。
関心をお持ちの方は下掲のリンク先からぜひご参照ください。

★「ボランティアによる役務を受けた場合」
(「みんなで使おう!NPO法人会計基準」公式サイトより)
http://www.npokaikeikijun.jp/wp-content/uploads/volunteer.pdf

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◆最後に

〇上記「ミニ情報」で触れたボランティアの金額換算の件ですが、ボランティア
ではなく「無償で施設を使わせてもらった」という形で資のを提供を受けた、
というケースもあろうかと思います。

〇そのような場合の参照資料も別途公開されているので、合わせてご参照くださ
い。
http://www.npokaikeikijun.jp/wp-content/uploads/shisetsu.pdf

□ ■
問い合わせ先:やまぐち県民活動支援センター
〒753-0064
山口県山口市神田町1-80 パルトピアやまぐち2階
TEL:083-934-4666
FAX:083-934-4667
メール:yamas@mbs.sphere.ne.jp