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やまぐち県民活動支援センター

山口県山口市神田町1-80防長青年館2階

TEL 083-934-4666
yamas@kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp

お知らせ

できるかもニュースレター〈vol.1〉2024.12

~NPOのあたたかいつながりを活かすために~ 

もしもの災害時にも、安心して過ごせる支援の方法を一緒に考えよう

 

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◇できるかもニュースレター vol.1(2024.12)◆

 

ぼうさいこくたい2024 in 熊本 参加レポート

~熊本地震から学ぶべき「よい復興」とは?

 

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 「ぼうさいこくたい2024 in熊本」が開催されました。

復興への希望を、熊本から全国へ ~伝えるばい熊本!がんばるばい日本!~

 

 

みなさんは、ぼうさいこくたいをご存じでしょうか?

 

センタースタッフが参加した情報をみなさんと共有したいと思います。

 

 

ぼうさいこくたいは、産官学・NPO・市民団体や国民が日頃から行っている防災活動を

全国的な規模で発表、交流する日本最大級!の防災イベントです。

 

今回で9回めとなり、熊本では初開催(2024年10月19日・20日)。

 

全国から自治体やNPO法人、企業など過去最多の412団体が参加・出展し、取り組みや知見を

熱く!発信・共有する場となっていました。

 

☆日頃の防災活動のパネル・ポスター展示☆ステージ発表 ☆防災体験ワークショップ

☆防災について見る緊急車両などの屋外展示や活動etc・・・

災害に関するさまざまなテーマについて議論やセッションも行われていました。

 

※ぼうさいこくたいとは?

 

 

 

◆ワークショップの中で

熊本市東区と益城町付近の100年前の地図と現在の地図を見比べて、かつての川の場所など

地域の災害リスクを確認するというワークショップが行われていました。

 

参加されていた熊本市の女性は

 

「昔と今の地図を見比べると、昔は川だったところに建つ住宅も多いことがわかりました。

 

高齢者施設で働いているので、支援が必要な人にどのようにして避難してもらうかなど、

今回学んだことをいかしていきたい」  と話されました。

 

 

 

◆(一社)レベルフリーさん(山口県から参加)

 

「食物アレルギーを考えた災害時の炊き出し」

~災害時の多様性に配慮したやさしい避難所~ 屋外展示の様子です。

 

展示内容は食物アレルギーを考えた炊き出しの調味料キットや、アレルギークイズなど♪

 

 

(一社)レベルフリー×コープやまぐちの協働開発商品(コープやまぐちHPより)

「食物アレルギーを考えたぶた丼の調味料キット」

 

この調味料キットは、野菜と肉さえ用意すれば、食物アレルギーに配慮したぶた丼(100人分)が作れるもの。

作り方や、調理の注意点などもわかりやすくまとめられているので、安心して炊き出し訓練ができます。

 

また、調理指導や、災害時の「食」についての講演会つきのコースもあります。

 

多様なニーズをたくさんの方々へ知ってもらい、各地域の避難訓練やイベントでの活用が広まり、

食物アレルギーに配慮した炊出しが避難所でのスタンダードになっていくよう、願いが込められています☆

 

 

 

 

◆熊本大学の学生さんとJA共済のコラボによるワークショップ

 

 

防災クイズや熊本大地震の体験椅子は、会場でも大きな注目を集めていました。

 

熊本大学(竹内ゼミ)の学生さんたちの案内で、

 

・防災クイズで熊本地震を学ぼう

 

・2種類の地震を体験しよう

 

・家具転倒防止対策について学ぼう      このようなコンテンツでした。

 

☆Let’s Challenge♪

竹内ゼミの3問防災クイズ・・・答えはレポート一番さいご

 

上記 画像右の椅子は、震度7の益城町の余震と本震を体験できるもので

私も(益城町の余震と本震コースを選択:いずれも震度7)参加させていただきました。

 

目前には家庭の室内画像が写されており、揺れに合わせて家具や何やが倒れて来たり・・・

縦揺れだか横揺れだか上下だか!?わからないジェットコースターのような揺れを体験し、

地震の恐怖をリアルに体験し足がガクガク・・

 

 

学生さんの中で被災経験をお持ちの方は「避難所では、毎日のように微弱に揺れていて、怯えて生活をしていた」など

お話してくださいました。

 

熊本地震からの学びを今後に活かすために、日頃からの地震災害に備えることの大切さを再認識させられる

プログラム構成は本当に工夫と情熱が凝らされているものでした。

 

 

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「ぼうさいこくたい」には、来場者数が1万7000人を超え、こちらも過去最高を記録したそうです。

 

熊本の方々が日頃から防災に取り組むことの大切さを発信し、災害の経験・教訓を多くの方々へ、

そして次世代へつなげるためにも

 

みなさんの「できるかも!」という志を能登半島の被災地復興へのエールにのせて共に歩んでいきましょう。

 

以上、ぼうさいこくたい参加レポートでした。

 

☆クイズの答え

Q.1→4.4200回

Q.2→3.その場でじっとして様子を見ていた

Q.3→1.家具類の転倒

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「できるかもニュースレター」では、これからもみなさんに防災に関する情報をお届けします。

 

みなさんからのご意見・ご感想をお待ちしています!