お知らせ
できるかもニュースレター〈vol.9〉2025.9
~NPOのあたたかいつながりを活かすために~
もしもの災害時にも、安心して過ごせる支援の方法を一緒に考えよう
————————————————————————————
◇できるかもニュースレター vol.9(2025.9)◆
*ごあいさつ*
このたびの豪雨、心を痛める被害となりましたが、困難なときこそ地域のつながりが力になります。
皆さんのそばに「山口災害救援」があることを、心強く感じてください。
このニュースレターが安心の輪を広げるきっかけになれば幸いです。
————————————————————————————-
🌻CONTENTS🍉
◆岩国市 『山口災害救援』ご紹介
〜「災害がまた訪れても ともに守り、ともに支える」 〜
◆災害ボランティア研修会「山災塾」6期生募集!
山口県が主催する「災害ボランティア活動研修会 山災塾」第6期生を募集中です!
◆しものせき防災フェスタ2025
~備えと安心のための・体験・学び・交流~
◆ぼうさい活動に関する支援制度・助成金情報
————————————————————————————-
☆岩国市 『山口災害救援』ご紹介
災害時も日常も、人と人をつなぐ「山口災害救援」
〜まもっちゃれ山口!から続く助け合いの輪〜
山口災害救援 活動の様子
山口災害救援は、阪神・淡路大震災(1995年)をきっかけに生まれた県内の災害ボランティアネットワークから育ちました。
2005年の台風14号で岩国市や旧美川町が被災した際、各地の団体が力を合わせ、
「まもっちゃれ山口!」として支援活動を展開。
その経験を土台に、2007年に「山口災害救援」として正式に発足しました。
設立後は活動領域も人材も広がり、災害支援経験者のほか
気象予報士、福祉士、電気工事士、農業関係者、災害支援ナース、学生など、多様なメンバーが参加。
それぞれの専門性を活かし、県内外での支援力を高めています。
平常時の取り組み~
◆防災講演や「山災塾」で、未経験者にも学びやすい場を提供
◆市町社協や全国の団体と連携し、情報発信・人材育成
◆災害時に備えたつながりづくり
災害時の活動~
◆大規模災害発生時には災害ボランティアセンターを立ち上げ
◆被害調査、ボランティアマッチング、資材管理など現場運営
◆県外被災地でも生活支援・交流活動を実施
「おかわり!」の声が飛び交い、笑顔と湯気に包まれたひととき。
心に残る交流のエピソード~
2018年、西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町では、山口名物「瓦そば」を提供。
「久しぶりに温かい食事で元気が出た」という声に、支援の意義を感じる瞬間でした。
さらに、東日本大震災後の岩手県遠野市への支援では、希少な木造仮設住宅で瓦そばをふるまいました。
「またね!」という被災者の方の言葉に、2度足を運んだ甲斐を感じ、どちらの場所でも
食べ物が人と人の心をつなぐ力になったことを実感しました。
~ご縁がつないだ 災害時の救援~
今月8月10日、下関市・宇部市を中心に線状降水帯による記録的な大雨が発生しました。
下関市・宇部市を中心に広い範囲で浸水や土砂崩れが起こり、生活に大きな影響が出ました。
人的被害は大きくなく、8月10日夜には災害救助法が適用され、被災者への支援が始まっています。
山口災害救援には今までの救援活動を通じてご縁があった、社協およびボランティアの方から
「畳が浸水して困っている」というご相談がありました。
そのお宅の畳は浸水し使えなくなっていましたが、ちょうど地域のネットワークを通じて畳の寄附情報があり、
6畳間と8畳間に敷き替えることができました。
つながりがあったからこそ実現できた支援だと感じています。
【山口災害救援よりみなさんへお願い】
被害にあわれたときは、まず各地の災害ボランティアセンターや、これまでつながりのある支援団体へご相談ください。
社会福祉協議会は、全体の調整や情報提供の役割を担っているため、個別のご依頼にはすぐに対応できない場合があります。
今回のように「顔の見えるつながり」から支援が動いたことは、その大切さを改めて感じさせてくれました。
以上、『山口災害救援』さんの活動紹介でした。
みなさまからご質問などありましたら
ぜひ〈できるかもニュースレター〉までお寄せください♪
yamas@kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp
********************************************************************
災害復興支援団体 山口災害救援~災害ボランティア活動研修会「山災塾 6期生参加者募集!」
イベント詳細情報
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boshu/boshu63729/
【開催日時】
2025年10月13日(月) 10:00~16:00
【開催場所】
山口市社会福祉協議会南部支所
小郡ふれあいセンター体育館(山口市小郡下郷1437-6)
【内容】
災害ボランティア活動未経験の方、ぜひ一歩を踏み出してみませんか🔰
《講座内容》
◆A.M. 『災害ボランティアってどんなことをするの?』
・災害の基礎知識や災害ボランティアについて
・新しいボランティア登録の方法の紹介
・ボランティアセンター運営システムの紹介
◆P.M 『被災現場の疑似体験をしてみよう』
災害ボランティアチームを組み、模擬的に想定された被災家屋で体験をします
◆持ち物
筆記用具 上履きまたは体育館シューズ・昼食 飲み物
◆服装
動きやすい服装
【参加料・入場料】
無料
【対象者】
どなたでも (高校生以上の未経験者、若者歓迎)
【人数・定員】
30名
【募集期間】
2025年10月13日(月)まで
【申込み・応募方法】
◆申込みフォームからお申し込み下さい
申込フォームはこちら https://x.gd/xXP1k
【問い合わせ先】
災害復興支援団体 山口災害救援
担当:倉増
電話:090-7978-3644
共催・後援など
【主催】災害復興支援団体 山口災害救援
【共催】YDNT(山口県災害看護研究会)、社会福祉法人 山口市社会福祉協議会
【協力】天理教災害救援ひのきしん隊 山口教区隊、 被災写真洗浄ボランティア りす会山口
【後援】社会福祉法人 山口県社会福祉協議会
********************************************************************
しものせき防災フェスタ2025
~備えと安心のための・体験・学び・交流~
イベント詳細情報
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/boshu/boshu63931/
チラシはこちら
【開催日時】
2025年10月5日(日) 10:00~14:00
【開催場所】
菊川ふれあい会館 アブニール (下関市菊川町下岡枝117)
【主旨・内容】
もしもの災害に備えて。地域で守ろう、みんなの命。
いざという時にパニックにならないため、防災についてのセミナー。
防災訓練やワークによる体験や学び、防災グッズの展示や販売など
楽しみながら学んで交流するイベントです。
☆講演(多目的ホール)★ 講演来場者に自衛隊炊事班によるおにぎりを先着300名様にプレゼント!
- 第一弾 10:00~10:50
『私たちの防災』菊川断層について
清末・小月自主防災会 特別アドバイザー/ 中島 昭治氏
- 第二弾 11:10~12:00
『災害関連死ゼロを目指して』
山口県災害看護研究会/ 会長 網木 政江氏
☆活動紹介12:00~12:30
市民活動団体による災害時サポート紹介
しものせき多文化ひろば/下関フットケアの会/点訳サークルあかね/~mother hand’s~このゆびとまれ/Mint
1階
展示室10:00~14:00
非常持ち出し袋 エコノミークラス症候群の予防
ホワイエ10:00~14:00
災害ボランティアパネル展示・募金受付
防災体験・地震体験イベントほか
2階
小・中ホール10:00~14:00
市民活動団体によるワークショップ
研修室10:00~14:00
災害体験VR(中学生以上)
ラウンジ10:00~14:00
ワークショップ(タイルコースター)
パネル展示(県民活動団体などの紹介)
和室12:00~14:00
絵本などの読み聞かせ
屋外ひろば
防災体験&展示
※雨天決行・荒天中止(雨天の場合、屋外イベントは一部変更となります)
中止の場合はセンターHP、インスタグラム、Facebookでお知らせいたします。
みなさま、奮ってご参加ください!
********************************************************************
◆ぼうさい活動に関する助成金情報
★山口県 災害関連・支援制度一覧
「令和7年8月9日からの大雨」により被災された皆様へ~被災者支援のための主な制度
被災された方に対して、様々な支援制度があります。以下、ご覧ください。
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/21/218266.html
★【(公財)日本財団】令和7年8月大雨被害に関わる支援活動
https://www.kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp/jyosei/jyosei63940/
助成金額:1事業あたり原則上限100万円:補助率100%
県および被災市町村などの意向を踏まえ、被災地の状況や情報を確認した上で、支援活動を行うことが前提となります。
★【休眠預金活用制度】一般社団法人居住支援全国ネットワーク
「災害に備えた住宅確保要配慮者に対する居住支援事業~居住支援を中心とした被災地での支援活動と未被災地での防災・減災活動を一体的に進める事業~」
以下の(A)・(B)の地域で居住支援(「災害ケースマネジメント」の手法を用いた相談支援/空き家や被災家屋を活用した住まいの再建および
関係人口の創出/行政と多様な機関が連携する地域プラットフォームの構築)を行う団体を休眠預金を活用して包括的に支援
(A) 能登半島地震や能登半島豪雨の被災地
(B) 南海トラフなど大規模災害のリスクが高い地域
(南海トラフ地震や首都直下地震など今後発生する可能性の高い大規模災害の被害が想定されている地域を想定)
実行団体の所在地は不問、助成上限:3,500万円/団体
⇒ https://kyojushien.net/kyumin/2024t
※公募中、9/30締切、8/18オンライン説明会開催
★【日本ハム 食の未来財団】2025年度 災害時等における救援活動支援助成
国民の安全・安心な生活に影響を及ぼすような非常災害や非常事態等において、
主として食物アレルギーをはじめとするアレルギー疾患をお持ちの方(要配慮者)に必要とされる救援活動を支援するため
上限:100万円/件
⇒https://www.miraizaidan.or.jp/general_public/relief_grants/2025/01.html
※常時募集
♡防災に関する助成金情報のほか、
「人と社会 もっと知りたい人へ~NPO活動支援メルマガ☆さぽ~とメール」では、
福祉や子どもの健全育成、まちづくりなど、さまざまな分野の助成金情報も多数掲載しています。
ご希望の方は、下記のメールアドレスまでご連絡ください。
yamas@kenmin.pref.yamaguchi.lg.jp
※メールの件名は「さぽ~とメール申込み」としていただけますと幸いです。
********************************************************************
「できるかもニュースレター」では、今後も防災に関する情報を皆さんと共有し、
みなさんと一緒に、あたたかい情報ネットワークを築いていきたいと思います。
ご意見やご感想もぜひお寄せください。
新規お申込みは下記フォームより
https://forms.gle/RxRSfKjb9awpEHAs6
********************************************************************